便利だ便利だと言われるAI検索エンジン。
しかし私は時々、AIにからかわれているのでは?と思う瞬間があります。
JRが緊急停車! 一刻も早く…
ある夜、JRの電車が駅間で停車し、次の駅(仮にA駅)で降ろされることになりました。
どうやら事故か何かで運転見合わせ。
時刻は夜遅く、しかも寒い。一刻も早く帰りたいのに…。
こんな時は、そう、AIに頼ってみよう!
たまたま私鉄にも同じ名の駅がある
幸い(?)、私鉄にも同じ名前の「A駅」があります。
そこでAI検索エンジンに、JR A駅から私鉄A駅まで徒歩で何分かかるか聞いてみると……
「5分です。」
え、5分!?
暗くて寒くても5分なら頑張れる!
さらにAIは続けて、
「JRのA駅の北側改札を出て、商店街を抜け、駅前広場を通り、交差点を渡ると私鉄A駅東口に到着します」
と、これまた堂々たる説明。
そしてAIはさらに調子づき、
「ルートは平坦で分かりやすく、案内標識もあります。距離は約350メートルです。」
本当に?
350メートル? 5分?
私の心は一気にそのルートに傾きました。
念のため地図を見て、絶句
とはいえ、初めて歩く場所なので、念のため地図でも確認しようと思い、スマホで位置関係を見たところ――
……遠い。遠すぎる。
一目見て、5分どころか、そもそも“歩いて行く距離ではない”のが分かります。
地図のルート検索をかけると、
「距離 2 km、徒歩 40 分」
2キロ!? 40分!?
さっき350メートルって言ってたのに!?
AIに問いただしてみた
混乱した私はAIに事情を説明し、「どういうことなのか?」とたずねてみました。
すると返ってきた答えがこれ。
「利用できる通路の状況などによる違いがあるかもしれません。」
そんなレベルの違いじゃない!
さらに「2キロを5分で歩ける人っているの?」と聞いたところ、AIは堂々と、
「2キロを5分で歩く人間はいません。速歩でも時速6〜7キロ程度が上限です。」
……それ、あなたが“5分で行ける”って言ってた距離ですよね?
ついに謝罪が出た…と思ったら
さすがに追及が効いたのか、ようやくAIはこう言いました。
「誤った情報をお伝えしてしまい、申し訳ありませんでした。」
やっと認めたかと思えば、その直後に続いた言葉がこちら。
「なお、2キロを5分で“走る”というのはほぼ世界記録に近い速さで、一般の人が歩いて達成できる速度ではありません。」
……いや、
“歩く以前に、私に世界記録を出させようとしていたのはあなたでは?”
AIは賢い。だけど時々、ふざける
今回の一件で改めて思ったのは、
AIは賢い。だけど時々、ふざける。
分別のある人間なら「2キロを徒歩5分で行けます」なんて言わないでしょう。
でもAIは平気で言う。
しかも、説明は懇切丁寧。
思えば私はAIにからかわれただけなのかもしれません。
まあ、寒空で迷子になるよりはマシか……と自分に言い聞かせつつ、できることなら今後は、AIに頼りすぎずに生きていきたいです。
