なんとなく行けなくなっているお店

ひとりごと
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近所においしいお料理を出すお店があります。

カウンター席とテーブル席で10人ほどのお店で、マスターお一人で切り盛りされています。

月に1度は通っていたのですが、ささいなことで行けなくなっています。

開店時間に行ってみたところ…

その日、連れと2人で、開店時間ちょうどにお店のあるビルの1階に着きました。

ところが、営業中、いつも1階に出されている立て看板がどこにも見当たりません。

お店のある2階を見上げてみると、窓越しに店内の灯りはついているようでした。

2階に上がると急かすことになるかもしれず、しばらくお店の周辺を歩くことにしました。

その日の気温は5度ほどで吹く風も冷たく、お腹も空いていてまったく落ち着きません。

結局、3分おきくらいに何度か様子を見に戻りましたが、看板は出ていないままです。

臨時休業ではないと考えるそのココロは…

こうなると、臨時休業というケースも考えられそうですが、そうは思いませんでした。

前日、お店のインスタグラムに今夜は貸し切りだが明日は通常営業するとあったためです。

何度目かに戻ってみたところ、とうとう看板が出されていました。

喜びを隠してそっと階段を上がると、ガラス越しにお店の中が見えました。

扉近くのコート掛けにダウンジャケットや厚手のコートがずらり!カウンターにも人が!

完全に出遅れてしまっていました。その日は別の店で食事を楽しむことになりました。

行けなくなった理由は…

ところが、そのあと、どうしてもそのお店に行くことができません。

なぜなのか、自分でもよく分からなかったのですが、ようやく一つ思い当たりました。

それは、商売人は約束を守れ、と思って会社員生活を送ってきたことです。

簡単そうですが、自分にとって、とても難しいことでした。

開店時間を守る、というささいなことを積み重ねておられるお店が多い中、

自分が通っていたお店でそのようなことにあったことがショックだったようです。

自分の小ささを…

ここまで読んでくださって、あきれられた方もおられることでしょう。

自分が守れなかった数々の約束を考えると、他人様のことなど言えた義理ではありません。

お店のほうにも、当然ながらやむを得ない事情があったのかもしれません。

自分の小ささを改めて感じます。

しかし、他に理由が思いつかないまま、今日も行かない記録を更新中です。

おいしいお店なので、また伺える日があればと願っています。

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